「第4回 夜間極寒避難所体験 in 釧路」に講師兼体験者として参加しました。

令和8年2月7日(土)〜8日(日)、釧路市内において「第4回 夜間極寒避難所体験 in 釧路」が開催されました。本事業は、冬季の大規模災害を想定し、指定避難所の設営・運営および避難生活を体験的に学ぶ実践型訓練です。

 

 ライフライン停止での避難所運営を体験

 

当日は、釧路沖を震源とする震度6弱の地震発生を想定。津波警報発令後、自宅に戻れない住民が指定避難所へ避難するという設定で実施されました。

電気・ガス・水道は停止。暖房はポータブルストーブ2台のみという厳しい環境の中、参加者は段ボールベッドの組み立てや就寝スペースの確保、暖房管理などを主体的に行いました。

スタッフは常駐するものの、基本的な運営は参加者に委ねられ、「自助」「共助」の重要性を実践的に学ぶ機会となりました。

写真1 参加者が協力しながら避難所を設営する様子

 

非常食体験で実感する“温かさ”の重要性

 

夕食にはアルファ米などの非常食を活用。翌朝はお湯を用いた簡易調理を体験しました。

避難所では物資が限られており、コップや食器が十分に確保できない状況も想定されます。今回、金澤氏のグループでは、新聞紙とビニール袋を使って即席の容器を作成し、非常食を食べました。

限られた資材の中で工夫する経験は、日常生活では得ることの少ない学びです。こうした実践を通じて、「何が代用できるのか」「どうすれば対応できるのか」といった応用力を身につけることができます。

寒冷環境下では、温かい食事が身体面だけでなく心理面にも大きく影響します。今回の体験を通じ、カロリー確保だけでなく「温熱確保の備え」の重要性が再確認できました。

 

写真2 非常食を活用した夕食・朝食体験

 

専門講座と体験の融合

 

会場では、防災・減災に関する講座も実施されました。津波発生時の対応や地域防災のあり方など、多角的な視点から理解を深めました。今回、会場内のハロゲン電球の電源は、弊社のポータブル電源を活用し確保しました。

 

講師として参加した金澤氏は、次のように話します。

冬季の災害では、寒さそのものが大きな脅威となり、時には命に直結する深刻なリスクになります。特に北海道のような寒冷地では、気温の低下が体力や判断力を奪い、低体温症などの二次被害を引き起こす可能性もあります。今回の体験を通じて、単に知識として理解していた『寒さへの備え』が、実際にはどれほど重要であるかを改めて実感しました。

防寒着の準備、寝具の工夫、温かい食事を確保する手段、そして安定した電源の確保など、どれも日頃からの備蓄と具体的な想定がなければ十分に機能しません。実際に極寒環境を体験することで、自分自身の備えに不足している点や、改善すべき課題が明確になりました。

防災は「知っているだけ」では不十分であり、「体験する」ことで初めて自分ごとになります。このような実践的な取り組みを通じて、一人ひとりが備えの重要性を再認識し、日常生活の中での防災意識を高めていくことが何より大切だと感じました。

 

写真3 防災講座を通じて知識を深める

 

冬季災害への備えを“自分ごと”に

 

北海道では冬季に災害が発生した場合、低体温症や体力低下などの二次被害が懸念されます。本事業は、地域住民一人ひとりが災害を自分ごととして捉え、日頃の備えを見直す機会となりました。

今後も関係機関と連携しながら、実践的な防災意識の向上に努めてまいります。

 

ヨシノパワージャパンについて

ヨシノは、世界で初めて固体電池を搭載したポータブル電源を開発したメーカーです。私たちのビジョンは、「固体電池技術」を通じて、より効率的でスマートなデジタル体験を提供し、皆さんの日常をアップグレードすることです。2021年にアメリカで創業し、その後、固体電池の技術開発や、さまざまなシーンで使えるデザイン、安全性の追求を進め、2023年から固体電池を採用したポータブル電源を販売しています。

日常から非日常まで、あらゆる場面で活躍するヨシノの次世代電力をぜひ体験してみてください。日本法人であるヨシノパワージャパンは2023年に設立され、日本国内でのサポート体制を整えています。不要になったヨシノバッテリーの無償回収サービスなどを国内で実施し、誰もが安心してポータブル電源を利用できる環境を整えています。